茶道とは?初心者でもわかる茶道教室9選
自分磨きのために何かひとつ趣味を持ちたい。とお考えの方、日本の伝統文化である茶道にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
おもてなしの精神や侘び寂びなど、日本の心を感じられる美しい魅力がたくさん詰まった茶道。その魅力は、海外の方からも注目されています。
作法が細かく敷居が高いイメージを持たれがちですが、最近では初心者でも気軽に参加できる教室も増えてきています。
今回は、茶道のことがわからないという方々のために、茶道の歴史や作法と合わせて、茶道の魅力を存分に知ることができる茶道教室をご紹介します。
さまざまな茶道教室があるので、ぜひ一度体験し、日本の侘び寂びの世界に浸ってみませんか。
おすすめの茶道体験教室9選
駒場・和楽庵
茶道のイロハを知りたいと思ったら、駒場・和楽庵はいかがでしょうか。駒場・和楽庵では、お茶を楽しむことができる環境がバッチリ整っています。
こんな時節ですから、ゆったりとお茶の世界にひたり、日々累積したストレスを解消していただきたいと思います。
駒場・和楽庵は、東京目黒、駒場の日本民藝館に近い場所にある、小さい茶室です。茶道の心得をお持ちの方々、茶道初心者の方々、また海外の方々も一緒にお茶を学び楽しんでいらっしゃいます。駒場・和楽庵では、茶室で主菓子と濃茶でおもてなしを受けます。本格的濃茶を味わうことができ、静かなくつろぎの体験をすることができます。一回でも充分、お茶の魅力、時間を堪能することができます。また、一度体験すれば二度も三度も体験したいと思える、都会とかけ離れた静寂した時間があります。
<店舗情報>
住所: 東京都目黒区駒場1-26-11
営業時間:11:00~19:00
待光庵
相模大野ににある「待光庵」では、楽しみながら寛げるお茶の体験教室が開催されています。待光庵では、お子さんから80代の高齢者まで
経験値は関係なく多くの方々が在籍しています。はじめてお茶を体験するという方々も、すぐにうち解け、馴染むことができる環境が提供されています。
和紙だったり土壁、畳の世界、そこには自然も程いい感じで凝縮されています。そこに存在しているのは人と人がふれあう場所であり、今日置き忘れてきがちな日本古来の作法、心得、会話だったり気遣いのある場所です。
また、待光庵では茶道だけでなく、茶事だったり茶懐石を学べる料理教室など、茶室に関わる教室が開催されています。お好きなものをセレクトしてみましょう。
<店舗情報>
住所:神奈川県相模原市南区相模大野3-13-13 第2タカビル
営業時間:10:00~23:00
江戸千家 宗家蓮華庵
茶室というスペース空間には日本の良き文化が一杯つまっています。日本人でありながらそのような文化に触れないことはとてももったいないことです。しかし、積極的にそのようなものを求めていかないと、なかなか身近には触れる機会がないのかもしれないですよね。是非、江戸千家 宗家蓮華庵で、こころを豊かにできる茶道の体験をしていただきたいと思います。江戸千家 宗家蓮華庵には、江戸時代の頃より引き継がれている深い歴史があります。
江戸千家 宗家蓮華庵においては流祖である川上不白から10代続いている由緒ある江戸千家で、本物の茶道を知ることができます。
江戸千家 宗家蓮華庵の茶道教室は、自分で茶道教室を持ちたいという方々も積極的に通われているようです。
<店舗情報>
住所:東京都文京区弥生2-17
営業時間:10:00~17:00
百華の会
百華の会では、茶道によっておもてなしのこころを学ぶことができる教室が開催されています。
日本人のおもてなしのこころとは一体何か、直に体験して知って欲しいと思います。百華の会では、初心者の方々も、また経験者も基本から習熟度によって講座を学ぶことができます。男性の方々は、茶道…なんてちょっとハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、百華の会なら男性専用の教室も開催されているので安心して利用することができます。
また、茶道を学ぶだけでなく、先生方からいろいろな普段の生活の心構えについてお話しを聞くことができて、聞くことで日常生活に有意義に活かすことができるのだと思います。
<店舗情報>
住所:東京都中央区銀座4-13-1 松戸ビル3階
営業時間:10:00~21:00
大日本茶道学会
大日本茶道学会では、現在人のライフスタイルにマッチした茶道を学ぶことができます。
大日本茶道学会には、「秘伝解放」の理念があります。大日本茶道学会は「秘伝解放」の理念に則り、流儀に縛られることはなく、誰でもフランクに茶道体験をすることができます。伝統的な場所で茶道を学びたいと思えば、大日本茶道学会がおすすめです。
<店舗情報>
住所:東京都新宿区左門町20番地
営業時間:8:30~17:30
丹徳庭園
丹徳庭園では、明治に建てられた枯山水庭園でお茶の体験をすることができます。明治2年(1869年)川越市六軒町に創業したのが材木商「丹徳」です。そして、初代鈴木徳次郎が建築したはなれと、200坪ある枯山水庭園が一般公開されています。
歴史性のある茶室で、お茶をたしなむ、それだけでまた違う雰囲気の体験が出来るのだと思います。まさにここは東京でありながらも非日常的空間です。心身ともにリフレッシュ出来ることは間違いありません。
また、丹徳庭園ではランチを食べることができたり、宿泊もすることができるのでいろいろなシーンで有効的に利用することができるのではないでしょうか。丹徳庭園では、 四季折々の表情とともに風情溢れる一時を楽しむことができます。
<店舗情報>
住所:埼玉県川越市六軒町1-8-2
営業時間:10:00~15:00
テーブルスタイル茶道 椿の会
テーブルスタイル茶道「椿の会」では、掛物の代わりに、先人の残してくれた言葉を綴ったり、その国のお菓子や、お花を組み合わせてみたり、釜の代わりにアンティークのティーウォーマーを使ったり、日常にある物でアレンジして、テーブルスタイルでお茶を淹れるという方法で気軽に和文化や茶道を楽しめます。
体験教室は、茶道が初めてという方でも安心して受講できます。また体験教室は何回でも受講可能なので、気軽に参加してみましょう。
日常生活に取り入れることで、精神を落ち着かせることができ、ストレスを解消させる効果が期待できると、精神科医院長からもお墨付きのテーブルスタイル茶道。普段の生活に取り入れやすいスタイルの茶道を学んで、リラックスした心穏やかな時間を過ごしてみませんか。
目黒とうりあん茶道教室
目黒区の住宅街にある「目黒とうりあん茶道教室」は、 都内でありながら閑静な落ち着いたお稽古場で、心を切り替えるのに最適な茶道教室です。静寂に包まれた空間で、非日常体験に浸ることができます。はじめての方でも、無理なく学べる一般クラスのほか、子どもクラスも用意されています。
子どもクラスでは、おじぎの仕方、ふすまやドアの開閉、イスの立ち座り方、くつのぬぎ方、ふろしきのつつみ方など、基本的な行儀作法を教えてもらえます。また、料理やお菓子作りを行い季節感を楽しく学べます。お茶の体験をすれば、都会の中にもこんなに癒される空間があることに気づかされることでしょう。
日々の喧騒から少し離れた空間で、じっくりと自分と向かい合ってみてはいかがでしょうか?
<店舗情報>
住所:東急東横線「都立大学駅」より徒歩10分の住宅街
営業時間:要問い合わせ
テーブル茶道教室amanoWa
今の時代を生きている人たちが無理なく自分らしさを知ることができる教室がテーブル茶道教室amanoWaです。茶道の世界には、美しくて、奥深さがあります。
いつかは茶道体験をしてみたいと思っている方々はとても多いです。しかし、茶道はハードルが高そう、身近でないと考えている方々が多いようです。
しかし、茶道というものは決してそのようなものではありません。
茶道のスタイルは、はじめての方々でも容易に馴染むことができるものであるため、是非、今の時節にこそ茶道を体験していただきたいと思います。若い人たちにおすすめは、正座の必要のないテーブル茶道です。
最初の一歩は、こんな感じが気軽でいいのではないでしょうか。それでも充分日本文化の深さは感じとることができます。そして、お茶の体験をしているうちに季節を楽しむことができるようになったり、日本の風習にももっと興味を持つことができるようになります。「お茶って面白いものね」と思うことができれば、もうお茶の世界のドアは開かれています。
<店舗情報>
住所:神奈川県横浜市中区花咲町1-46-1 GSプラザ桜木町1106号室
営業時間:不定期
茶道具の種類について学ぶ
茶道とは、道具を大事にする目的も込められています。茶道で使用する道具にはどのようなもの
があるのか、最初にまずは理解しておくようにしましょう。
■茶碗
茶碗とは、抹茶をいただく時に使用する器のことです。
茶碗の中でも作家だったり、産地によっていろいろ分類されます。また、濃茶には文様のない茶碗を使用、薄茶に文様のある茶碗を使用するのが一般的となっています。
■棗(なつめ)
棗とは、ナツメの実の形に似ているからこのような名前になったと言われています。
棗は、抹茶を入れるのに使用する茶器です。様々な作家、塗師によっていろいろな棗(なつめ)が作られるようになりました。木製だったり黒柿、また輪島塗などの種類もあります。抹茶というものは湿度だったり、温度に強いものではありませんの。ですから劣化を防止するためには、保存性の高い棗(なつめ)を選ぶといいでしょう。
■茶杓(ちゃしゃく)
茶杓とは、 抹茶をすくうために使う道具です。先端を使用して茶をすくいます。
茶杓のほとんどは竹で作られています。茶杓を使用した後は、水洗いをしないで乾いた布で拭くようにしてください。茶杓は、茶道具の中でも、特に重要視されている道具とされています。
■水差し
水差しは、水を入れておくための道具です。お茶の温度を調節する時に使用したり、茶碗、茶筅をすすぐ時にも使用します。
水差しには、陶器のものだったり、金属のもの、また、ガラスのものなどがあります。水差しの蓋に対して、同じ焼物で作ったものは共蓋という呼び方をし、別で塗物で作ったものを塗蓋という呼び方をしています。
■柄杓(ひしゃく)
柄杓は、釜、水差しから水をくむために使用します。柄杓は竹で作られ、炉用柄杓、風炉用柄杓、炉用・風炉用の兼用柄杓のものがあります。炉用柄杓は、水をくむ部分がやや大きい柄杓です。11月から4月の季節に使用します。風炉用柄杓は、水をくむ円筒形の部分が小さめの柄杓です。切止が裏側で斜めに切られ、こちらの場合5月~10月のシーズンに使用します。
炉用・風炉用の兼用柄杓は、中ぶりの柄杓です。切止は真っ直ぐに切られています。
■釜・茶釜
釜・茶釜は、お湯をわかすために使用します。素材は鉄です。釜・茶釜(ちゃがま)には様々な大きさ、形をしたものがあります。炉用の場合は大きめの釜、風炉用は小さめの釜を使用するのが一般的となっています。
■袱紗(ふくさ)
袱紗(ふくさ)は、茶筅や茶器を清める布という意味あいで使用されます。点前の中で道具を清めたり、釜の蓋をとるときに使います。
茶道では、ふくさを「服紗」「帛紗」と表記し、袱紗という漢字はあまり使用しません。また、男性の方々は紫色のものを使用し、女性の方々は赤色を使用します。
大きさは縦がだいたい28.5cm、横が27.5cmです。
■茶筅(ちゃせん)
茶筅(ちゃせん)は、
抹茶を点てる時に使用する竹で作られている道具です。
それぞれ流派があり、使う竹の種類だったり、形状に違いがあります。
■扇子
扇子は、挨拶だったり礼儀の目的のために使用します。
閉じた扇子を前に置いて挨拶をすることは相手への敬意を表現し、また自分の結界という意味も示しています。基本扇子(せんす)は、手に持っているか、畳の上に置いておくかの方法になりますので、仰ぐことはしません。
■懐紙(かいし、懐紙入れ)
懐紙(かいし、懐紙入れ)は、茶席でいただいたお菓子をのせるために使用します。
男性の方々の懐紙は、女性の方々のものに対して一まわり大きい紙を使います。
また、使用したものは二つ折りにし、持ち帰ります。できるだけ懐紙は白無地のものを使用するようにしましょう。
茶道のはじまりは
お茶は中国で誕生しました。そして、奈良時代に日本に伝えられました。現在の抹茶のようなものは、鎌倉幕府成立あたりに誕生したと言われています。その頃、臨済宗の開祖栄西によって伝えられたと言われています。
そして、武士の間であったり裕福な町人のあいだで茶の湯がブームとなります。一椀の茶を飲むこと、そして、中国から輸入された高価な道具だったり、仏画を同時に鑑賞するというイベントでした。
また、大徳寺の一休の弟子、村田珠光は、茶の湯に禅の思想だったり能、連歌を取り入れることをしています。茶会とは豪華なものであるという認識が定着しようとする中、将軍足利義政の庇護の中、茶とは精神的に奥深いものである認識を植え付けることを目的としたとも言われています。
堺の豪商であり教養を持つ武野紹鴎は、「侘び茶」を唱え、茶の湯をもっと質素にということを目指して来ました。そこで誕生したものが茶道です。
そして、茶道に大きく貢献した人物は、みなさんもご存じの千利休です。千利休は、紹鴎の門人であり同志でした。利休は茶道具に対しても工夫をし、中国などの海外からの輸入した高価な道具だけでなく、国産の道具を取り入ることをしています。また、茶の手前や道具に対してそぎ落とされた美を追求することで茶道をしっかり築くことになります。
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予約はこちら茶道とは一体何か
おおかた茶道と言えば、複雑なルールに従って抹茶を飲む儀式のようなものという考えをお持ちの方々が多くいます。しかし、実際には茶道とはそういうものではありません。
あの千利休は、茶道とは何かという質問を問われてこのような回答をしています。
「おいしいお茶を点たてて、ほどいい感じで炭を焚いて、夏は涼しく、また冬は暖かく感じられるように、さらにお花は自然に活け、時間に余裕をもたせる。そして、いつ雨が降っても慌てない用意をし、相客に対しては心遣いをする」
この教えは、茶道を学ぶ上でとても大事です。これは利休七則とも呼ばれる茶席と向きあう心得のことですが、別に何も難しいことを言っている訳ではありません。 言っているのは、茶会というものは、ただお茶を飲めばいいという集まりの場所ではなく、そこにいる人たちがみなさん敬意を持つことが大事。そして、
自然、季節を感じることができ、道具を愛することができ、一緒にその時間を楽しむことができる集まりであることただと言っています。
茶道の道具についていろいろと説明しましたが、どの一つに対しても道具を愛する気持ちが茶道には必要不可欠です。あなたは茶道教室において、道具を愛でているでしょうか。
茶道の代表的な三流派
そして、茶会をスムーズに進行させていくための様々なルールができました。それぞれ流派によって茶道が究められていくことになります。
茶道の代表的な三流派は、
・表千家
・裏千家
・武者小路千家
です。
千利休は、三千家の祖と呼ばれています。
表千家は、千家の本流です。古くからの作法を忠実に守ってきた流派として知られています。使う道具だったり仕草は裏千家と違い質素な感じで、華やかさはありません。しかし、わびさびの心はより感じとることができます。
裏千家は、「裏」という名前にも関わらず、茶道の流派の中で最大なものだと考えてください。裏千家の当主は、茶道が廃れかかった明治期、また戦後に積極的に茶道の普及に駆け回り、学校教育に取り入れられるなどしたために門弟を数多く増やしてきました。武者小路千家は、特徴として合理的動きをあげることができます。この流派の茶室は何回も消失、建て直しを繰り返しているのですが、そのたびに今までの茶室の無駄を排除してきた経緯から、必要のない所作を極限にまで省いて来たという流れがあります。
まとめ
いかがでしたか。今回、茶道教室について解説しました。
茶道とは、日本人である私達にとって一番身近な存在なのかもしれません。しかし、積極的に向きあおうとしなとなかなか茶道と触れることもないのではないでしょうか。茶道を知ることで、日本を知ることができ、文化を知ることができます。また、日本の自然や季節を感じとることができます。現代社会は慌ただしく変化していくものです。茶道教室に挑戦すれば、ゆったりとした自分なりの時間も見付けることができるのではないでしょうか。
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ウィークルマガジン編集部
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